パキスタン産デマントイドガーネット
パキスタン産デマントイドガーネット
新産地パキスタンBalochistan産デマントイドガーネット
以前からパキスタンからデマントイドは産出されてましたが、
中々お目にかかる事が無かった、殆ど流通されてない状態です。
以前より注目していましたがロシア産のものと比較して似ているので
いつかは出現するのではないかと思っていたホーステールインクルージョン。

原石からは幾つか確認できていたのですが何せ表面近くにある為
カットすると無くなってしまうものが殆どでした。
それが上記のように中央から綺麗なホーステールインクルージョンのもの産出されます。
日独宝石研究所様にてデータ用として原石、カットしたものを
数十ピースを検査して頂きました。
その結果によりパキスタン産の特徴も見つかり産地検査も可能になりそうだと言う事です。
2015年には雑誌「ミネラNo37」に、又、日独宝石研究所Gem
Information
会報 第43号にパキスタン産デマントイドガーネットの記事が掲載されました。


ホーステールインクルージョンもそうですがパキスタン産の特徴に
結晶内部からの歪みにより虹色の模様が見られる事、
つまり多色性ファイアーが強い事により非常に綺麗、且つ美しい煌きが表現される事です。
実物を太陽、又は光に当てると、強烈な煌きがお分かりになれます。
又、ロシア産のデマントイドはその殆どが加熱により色の改善を行っているとの事です。
デマントイドの加熱の研究をしているロシア人がパキスタン産デマントイドガーネットは加熱をしても
色の改善が殆ど見受けられないとの報告が上がってきています。
今後が最も楽しみな石の一つになると思います。
そして去年から私がパキスタン産デマントイドガーネットを調査してきまして
徐々に浸透しつつあるのかなと痛感したのが
パキスタン産デマントイドガーネットが高騰してきている事です。
今後の動向に注目ですね。
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